《週間予想》2020年10月26日〜30日
先週の予想振り返り
予想
選挙まで残り2週間となり、トランプは1日でも早く景気対策を通過させて、自分の手柄としてアピールしたいところでしょう。選挙まで民主党との協議を停止すると公言してから1週間足らずですが、そんなことは無かったかのように市場では景気対策への期待が見え隠れしています。仮に景気対策合意のニュースが出れば、Upper Bandまで駆け上がる可能性があります。
一方、景気対策も行き詰まり、コロナ第3波が鮮明になってくれば、市場はリスクオフに舵を切り、50日移動平均まで戻す展開も充分あり得ます。
結果
週終値は317.65。Upper Bandよりは50日SMAに近づいている印象。
テクニカル分析
短期
Indicator | Observation |
Chart Pattern | ダブルトップ形成中か。 |
SMA | 50日/100日SMAの幅が狭まっているが、現時点ではまだ上昇トレンド。 |
Volume | 弱い。火曜に取引高上がるも株価は微増に留まったことから、利確売り圧力が見える。 |
MACD | 危険。デッドクロス突入。 |
RSI | 上昇を示唆。MACDとは逆方向のシグナルを発しており、今後の展開に注目。 |
Bollinger Band | 20日線で跳ね返したが、大きなメッセージなし。 |
中長期
Indicator | Observation |
Chart Pattern | 明確なチャートパターンは読み取れない。 |
SMA | 50日/100日SMAの幅が狭まっているが、現時点ではまだ上昇トレンド。 |
Volume | 弱い。 |
MACD |
デッドクロス突入しそうになったが、ギリギリで踏ん張っている。ただしMACD値は3月暴落時とほぼ同じ位置にあり、要警戒。 |
RSI | 70に向けて上昇していたが、70手前で戻して来ている。天井サインか。 |
Bollinger Band | 市場メッセージは特に読み取れない。 |
Breaking News
コロナ第三波の足音...
かなり嫌な予感。23日には8万3757人の新規感染者が確認され、過去最多を更新。“Dark Winter”や“過去最多”などキャッチーなフレーズが市場モメンタムを冷やすだろうな...。週明けの株価動向次第では、来週は波乱の幕開けになるかもしれない。
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/us/
景気対策は望み薄...
景気対策に関する協議は狼少年状態。協議に進展ありと共和党・民主党ともに連日発表するも、依然として合意には至っていない。ついにはペロシ・ムニューチンが協議停滞の責任を擦り付け合い始め、選挙直前に喧嘩別れの可能性も。民主党はもともとこれが作戦だった気も...。
来週の予想
少なくとも50日SMAまでは下がり、50SMAがサポートラインになるかレジスタンスラインに切り替わるかが注目ポイントになるか。